ひとりぼっちの○○生活6巻感想

僕が感想を書くなんて滅多にないんですけど、書いていこうと思います。理由は気まぐれです。

それでは、ひとりぼっちの○○生活6巻の感想、はっじまーるよー!

待ちに待った待望の6巻です。kindle版を買いました!特典に興味がなかったので。(話と絵が好きなんだ...、ごめんカツヲ先生)

なんと今回はオマケページが多いんです。この巻にして、キャラクター紹介もついてました。本当に、読者冥利に尽きます。

この巻でメインになるのは、主に、佳子なこです。嘘です。全員メインです。

相変わらず、人間をよく観察しているんだろうなと思わされる、カツヲ先生の繊細な動作描写は、脱帽ものです。独特な個性を持ったキャラクターの織りなす優しい話は、全人類が生まれる前に読んでおくべきなんですよね。恥ずかしい話ながら、私は生まれてから読みました。

印象に残ったのは、やはり修学旅行ですかね。ここでは、佳子だけ班別行動を抜け出して、例の友達に会いに行こうとします。結果的に会えませんでしたが、読者としていい意味で裏切られた感じがします。ものごとの解決だけが、前に進む足がかりではない、ということですね。佳子を長い間苦しめて来た呪いが緩んで、やっと時間が進みましたね。おめでとう佳子。

きっと、現実にもこういうことは、やまほどあるんだろうなと思います。1つの方法だけに縛られず問題に挑戦していけば、きっといい方向に進んでいくんじゃないでしょうか。自分では思いつかないような方法を提案くれる仲間、大事にしていきたいです。

そして、なこ。やっと、なこの事情。1巻で触れていた夢の話ですね。なこは、いつもどこかさばさばしていますが、環境が与えた影響なのかもしれません。なこみたいに、生きていればどうしようもないこともある、ということに慣れ過ぎて、諦観を決めつづける人類は多いと思います。やりたいことすべてができるわけじゃないけど、かといってやりたいことすべてができないわけじゃないんです。できるかどうかためしてみる、できるようになるための方法を探すのは、非常に重要なことです。やりたいことを実現するには、それなりの代償が必要なわけですが、立ち向かう勇気と努力は、必要です。なこはこれからがんばっていけるんでしょうか。とても心配です。なこ、頑張って。

今回の巻は、比較的、重めの話が入ってきましたね。重めの話もサクッと終わらせる、この作品のいいところです。がんばりやで観てて面白いキャラクター達が、どんな話を紡いでいくのか、今後も目が離せません。

というわけで、ひとりぼっちの○○生活6巻の感想でした。感想文ぽく書いたつもりなんですけど、どうですかね。自分的に、評価の語彙や表現能力につたない部分があると感じているので、その部分を改善するために、ちょっと書いてみたわけなんですけど、なかなかにむずかしい。意識した点が、違うという部分もあって、普段使っていない表現を多用してみました。他人の評論からも語彙や文法を吸収してみるかといった感じです。いやぁ、かわいいですね、みんな。ぼっちたちを見習って生きていきたいと思います。